・ パラレルエンドの、イベント後ナレーション+反省会の台詞集です。
・ 改行、漢字変換なども忠実に記載しています。
・ 誤字脱字他間違いがありましたら、ご一報頂ければ幸いです。


+ 首都陥落
+ 女王の台頭
+ ひらかれぬ道
+ 暗殺の舞台裏
+ 迷える獅子
+ アトの生命
+ 武王の死
+ 早すぎた突入
+ 絶望の戦場
+ 獅子将軍
+ ラウル暗殺
+ 終わらぬ戦争
+ 神の裁き
+ 魔人ヒューゴ
+ 王女の出陣
+ ある騎士の最期
+ ゆがんだ希望
+ とどかぬ声
+ 憎悪の連鎖
+ かりそめの幸せ
+ 世界への裏切り
+ 静かな怒り
+ 人間対獣神
+ 滅びを見つめて




+ 首都陥落

ナレーション アルマ鉱山に侵入した
グランオルグ兵を
待ち伏せするロッシュ隊

ロッシュ隊の作戦は成功する

入り口に到達したグランオルグ兵は
ロッシュ隊により壊滅する

問題は時間だった

戦いに勝ちはしたものの
その勝利には
時間がかかりすぎていたのだ

グランオルグは
アルマ鉱山だけでなく
砂の砦も攻めてきていた

砂の砦を落とした
グランオルグは
そこからアリステル領に攻め込んだ

グランオルグは
アリステル首都を攻略

ロッシュたちは、首都を取り戻す
絶望的な戦いに
身を投じることとなる…
反省会
リプティ 戻ってきましたね
ストック
ティオ 敵を待ち伏せるという
アイディアはよかったけど
…今回は間が悪かった
グランオルグは二方面から
攻め込んできたからね
リプティ 陥落した首都を取り戻すことは
可能かもしれない…

でもその間に
世界は砂へと
変わってしまいます
ティオ それを避けるには
時を戻り
やりなおすしか道はない

ストック…
ヒストリアを使うんだ



+ 女王の台頭

ナレーション グランオルグの作戦…

それはアルマ鉱山を強襲し
アリステルを
横腹から食い破ることだった

ストックたちは
そこで、グランオルグの兵団と
衝突してしまう

ストックらの行動により
グランオルグは撃退したが
それは小さな勝利でしかなかた

その後、プロテア女王を中心に
グランオルグは強固な
組織の再編を行い、戦力を強化

強力な騎士団を前に
アリステルは敗戦
滅亡を余儀なくされる
反省会
リプティ 戻ってきましたね
ストック
ティオ グランオルグはアルマ鉱山では
敗北したものの

その後、プロテア女王が
国の中心をおさえ
より強い軍事組織を作ったみたいだ
リプティ どうしてプロテア女王に
そんなことができたのか…

あなたが、グランオルグで
何ができるのか…

それは、あなたが選ぶ
行動の影に隠されています



+ ひらかれぬ道

ナレーション ストックたちは
グランオルグの検問を
突破した

しかし取り逃がした一人の兵士により
ストックたちのことは
グランオルグに知れ渡ることになる

グランオルグへの入国に
予想以上の時間がかかってしまう
ストックたち

やっとの思いでグランオルグに
入った時には
既に連絡員は街を脱出した後だった

アリステルとグランオルグの戦争は
より激しさを増していく…
反省会
リプティ 戻ってきましたね
ストック
ティオ キミたちが出会った獣人…
彼らはキミのこれからと
強い縁があったようだ

特にあの女の子はね
リプティ 彼らとの縁を切らないためにも
あの場では力での解決を
避けるべきでしょう
ティオ 何かしらの芸があれば
きっと兵士たちも
キミを通してくれるよ



+ 暗殺の舞台裏

ナレーション 警戒を突破するために
ストックが選んだ手段…

それは自らをオトリとし
レイニーとマルコを
行かせる方法だった

ストックはオトリ役を
見事にやりとげ
深手を負いながらも城を脱出した

しかし数日後、知ることになる

レイニーとマルコが
グランオルグの兵によって
捕らえられたことを

王女を暗殺した大罪人という
ことだが
おかしな点があった

王女が殺されたという日と
ストックが侵入した日が
食い違っていたのだ

これが意味するものは
いったい何なのか?

そして、王女を殺されたことで
グランオルグの民は激怒

戦争はいっそう
激しさを増していく…
反省会
リプティ 戻ってきましたね
ストック
ティオ まさかあれだけ
危険な警備を突破するとはね
リプティ だけど…あなたの仲間たちは
その任務の間に、何か
大きな事件に飲み込まれたようです

王女を暗殺したのは…
本当にあなたの仲間だったの
でしょうか?
ティオ 彼らと別れたらダメだ、ストック

キミがいれば
仲間を正しい道に導くことが
できるかもしれない



+ 迷える獅子

フラグ成立前
ナレーション それは一瞬の出来事だった

ロッシュはマルコとエルーカの
命を奪い

自分もまた
エルーカに深手を負わされ
この世を去った

アリステルを追われる身となった
ストックに
帰る場所はない

レイニーとアトを連れ
逃亡を続けるストック

だがエルーカなき今
世界を救う方法は
完全に失われてしまった
フラグ成立後
ナレーション それは一瞬の出来事だった

ロッシュを敵だと思った
マルコとエルーカは
彼に攻撃したのだ

ロッシュは身を守るため
防戦したが、
その結果、共倒れとなってしまう

ロッシュの死により
状況がつかめないストックは
レイニーとアトを連れ逃亡を続ける

だがエルーカなき今
世界を救う方法は
完全に失われてしまった
反省会
リプティ 戻ってきましたね
ストック
ティオ 運が悪かったとしか
言いようがない…

でも、幾つもの偶然が
積み重なって
歴史が作られるのも事実だ
リプティ ロッシュが凶行に走る前に
あなたと会っていれば

彼を止められる
可能性もゼロではありません
ティオ しっかりね、ストック



+ アトの生命

ナレーション アトは生命の力を爆発させ
気の力を破った

術を破られた剣闘士はひるみ
スキをついたストックが勝利した

しかし、
生命の力を使いきったアトは
この世から姿を消してしまった…

その後もストックは勝ち続け
大陸最強の名を得るに至った

アトからもらった勝利
だからこそストックは負けられない

ストックの戦いは
これからも終わらないだろう…
反省会
リプティ 戻ってきましたね
ストック
ティオ キミもびっくりしただろう
まさかアトが
あんなことをするなんてね
リプティ しかし、気の力を破るのに
彼女が命をかける必要は
本当にあったのでしょうか?

もし別の方法があれば、
彼女は命を落とさずに
すんだのかもしれません
ティオ キミならその方法をみつけられる
しっかりね、ストック
リプティ ストック、
どうか気をつけて…



+ 武王の死

ナレーション ガーランドの信頼に応えるべく
シグナスに残ったストック…

再度ヘルスパイダーの襲撃に会うも
エルーカ女王とシグナスの民を
守るという約束を果たした

しかしディアスの狙いは
最初からガーランドの首であった

巨大弓、バリスタの前に
壊滅するシグナス軍

ガーランドはディアスの計略に
みごと、はまってしまったのだ

決死の覚悟で、
たつまきが発生するまで耐えた
シグナス軍は

ディアスの部隊に壊滅的な打撃を与え
退かせることに成功したが

バリスタにより深い傷を負った
ガーランドは戦いのさなかで
命を落としてしまうのだった…
反省会
リプティ 戻ってきましたね
ストック
ティオ キミの考えが間違っていたとは
ボクは思わない

あの場だったら
ボクも同じように答えたかも
しれないからね
リプティ 結果、ガーランドは
戦場に散りました

しかし、彼はシグナスにとって
無くてはならない人物なのです
ティオ 別の道を探すしかない
キミならその方法を
みつけられるよ
リプティ ストック、
あきらめないでください



+ 早すぎた突入

ナレーション プルート族の到着を待たず
グランオルグの準備が整う前に
適地に向かったストック

その作戦が成功したのか
ストックたちは城内に侵入を果たす

だがそれはディアスのワナであった

街の内外に兵の姿がなかったのは
城の中で待ち伏せしていたからだった

背後で閉じられる城門…
休む間もなく次々と襲い来る
幾多の兵…

城の中に閉じこめられた
ストックたちは
まさに袋のネズミだった…
反省会
リプティ 危ないところでしたね
ストック
ティオ いくらキミが強くても
あの数を相手にするのは
ムリがあったようだね

ヒストリアに逃げ込めば
誰も追ってこられないからね
リプティ あなたが生きて
ここに戻れてよかったです

今回の失敗は
せっかくの連携作戦が
まったく機能しなかったこと…

その一言につきます
ティオ 状況にもよるけど、
もっと彼らを信用して
いいんじゃないかな
リプティ がんばって、ストック



+ 絶望の戦場

ナレーション 危機に陥ったビオラ准将を救うため
ロッシュ隊は
その一部を戦場に送り込んだ

ストック率いる分隊は
見事に立ち回り
ディアス将軍を急襲

あわてたディアス将軍は
敗走することになった

しかしそれは
ディアス将軍がしかけた罠だった

グランオルグもまた
別働隊で砂の砦を狙っていたのだ

少ない手勢で戦うロッシュだったが
その圧倒的な物量に
なす術がなかった

アリステル軍はグランオルグ領内に
完全に取り残されるのだった
反省会
リプティ 戻ってきましたね
ストック
ティオ グランオルグとアリステル…
力だけを比べたらどちらが
強いかは難しいけど…

この時に限れば、グランオルグに
いい風が吹いている
リプティ グランオルグにはどうも
アリステルの情報がつつ抜けのようですね

こうなっては
あなたが
がんばるしかありません
ティオ 声だけで悪いけど
ボクはキミを応援しているからね



+ 獅子将軍

ナレーション 様々な思いが混じりゆく中
ストックたちは戦場を駆ける

ビオラと合流した
ストックは
部隊の中心となり奮戦

その結果、アリステル軍は
グラン平原を押さえることに
成功した

この戦いにおける
ビオラ准将の功績は大きく

その発言力はヒューゴ大将にも
匹敵するほどとなる

だがこの戦いで
ストックたちが失ったものも
大きかった

ロッシュは帰らぬ人となった

ロッシュの抜けた穴を埋めるため
ストックは指揮官としての
役割を求められるようになる

ストックはその後
獅子将軍と呼ばれるようになるが
相棒を失ったストックに
世界の砂漠化を止めることは
かなわなかった…
反省会
リプティ 戻ってきましたね
ストック
ティオ キミの判断は
軍人としては正しい

しかし運命のイタズラか…
世界の崩壊を止めるという
目的にはそわなかった
リプティ 指揮官としての立場が
あなたから自由を奪い…

そして戦いの中で
世界を救う鍵となる人たちが
命を落としていきました
ティオ まだキミは…そして世界は
ロッシュを必要としている

ストック…
キミが彼を守るんだ



+ ラウル暗殺

ナレーション ラウルに指揮されたセレスティアは
彼の策略もあり連勝を重ねる

波に乗るセレスティアだが
そこに小さなスキが生まれた

前線に身をおき指揮するラウルが
暗殺者により命を絶たれたのだ

ラウルを失ったセレスティアは
前線に取り残され、あえなく壊滅…

それを機に
ストックたちは敗北の道を
歩むことになった…
反省会
リプティ 戻ってきましたね
ストック
ティオ キミの判断は
軍人としては正しい

しかし運命のイタズラか…
世界の崩壊を止めるという
目的にはそわなかった
リプティ ラウルは前線で指揮する
タイプの将軍ではなかった…

彼は安全な後方で策を練る方が
良かったようですね
ティオ 現場指揮官の適任者がいたはずだ
心をとざした獅子がね…

ストック…
キミが親友の心を開くんだ



+ 終わらぬ戦争

ナレーション ラウル中将が目をつけたのは
グランオルグを売ったセルバンと
ディアスだった

アリステルの弱点をついた
グランオルグの独立を立案すると
セルバンとディアスにもちかけた

この作戦によりグランオルグは
独立を果たし、アリステル軍は
大きく力を落とした

これによりセレスティアの危機は
去ったかに見えたが
事態は思わぬ方向に発展する

勢いを取り戻したグランオルグが
セレスティアへ服従をせまったのだ

結果としてセレスティアの危機は
相手をアリステルから
グランオルグに変えただけになった

いずれアリステルが
その態勢を立て直すだろう

戦争は
いまだ終わる気配を見せない…
反省会
リプティ 戻ってきましたね
ストック
ティオ 敵の敵は味方…
確かにその考えは悪くなかった
だけど相手がよくなかったね
リプティ セルバンとディアスは主君であった
プロテアでさえ裏切るような男たち

味方にするのであれば
信頼できる相手でなければ
ティオ もしキミがフォルガの民の
信頼を勝ち得たら…

この戦いの結末は
大きく変わっていたかもしれない
リプティ ストック…
がんばって



+ 神の裁き

ナレーション アリステル側の申し出に
休戦を受け入れたストックたち

一行がグランオルグ近くまで
さしかかったとき、ヒューゴは
神の裁きを実行したのだ

裁きに直面したラウルたちは
なすすべもなく砂と化した…

戦争のなくなったこの大陸に
とうとい犠牲があったことを
人々は知らずに生きていくのだ
反省会
リプティ 戻ってきましたね
ストック
ティオ あの決断によって、ロッシュ
ラウル中将、そしてエルーカ王女が
砂になってしまった…
リプティ ヒューゴは信用出来る相手では
なかったようですね…
ティオ やはり、神の裁きに対抗するには
エーテリオンが必要のようだね

大丈夫だ
キミならやれるさ
リプティ ストック…
がんばって



+ 魔人ヒューゴ

ナレーション ヒューゴの誘いに乗り、
ノアの力を受けとったストック

だが大きくもまがまがしい力は
ストックの心を壊していった

うすれ行く意識の中でストックは
仲間がヒューゴに殺されるのを
ただ見るしかできなかった…

魔人となったヒューゴ
彼を止められる者は
もはや誰もいなかった…
反省会
リプティ 戻ってきましたね
ストック
ティオ あと少しでキミの心は完全に
力に飲まれてしまうところだったよ

キミを救ってくれたアトに
感謝するんだね

もっとも、アトはキミを救うために
自分の命と引きかえに
してしまったけどね…
リプティ 魔人となったヒューゴを倒せる人は
いなくなってしまいました
世界は魔人に壊されるでしょう
ティオ あと少し…
あと少しのところに来ていたんだ

ストック、
正しい道を選んで世界を救って!
リプティ あなたなら、できます
ストック…
負けないで



+ 王女の出陣

ナレーション それまで地下活動を続けていた
エルーカ王女…

彼女はある時期を境に
突然、歴史の表舞台に立つ

母、プロテアに立ち向かう
反逆者として

戦場で先頭に立つ彼女を
人は
希望のまなざしで見つめた

その結果、彼女は戦場で
討たれることになるが

彼女の理想は、仲間たちに
受け継がれ
戦いは激しさを増してく…
反省会
リプティ 戻ってきましたね
ストック
ティオ キミの一言が
エルーカの心に火をつけて
しまったようだね
彼女の心は、
強いのか、弱いのか…
特殊なバランスの持ち主のようだ
リプティ エルーカは
レジスタンスの仲間が傷つくのを
ずっと耐えてきました

彼女にとって
「無理をしない」こととは
戦場に立つことだったのです

ひにくなことですね…
ティオ 彼女は砂漠化を止める上で
重要な役割を負っている

いつかキミは
彼女の手助けを必要とすることに
なるだろう



+ ある騎士の最期

ナレーション この一連の出来事は、
ロッシュとストックの関係を
小さく狂わせた

ロッシュはソニアに
会わなくなり
戦いにのめりこんで行く

そのすばらしい戦果に
出世も早かったが
より危険な戦場をロッシュは歩む

そしてグランオルグとの
命運を決する侵攻作戦

ロッシュは首都への突破口を開く
大戦果をあげるが
命に関わる深手を負う

人々から英雄と呼ばれるロッシュ
しかし、その側に
友と呼べる者の姿はなかった…
反省会
リプティ 戻ってきましたね
ストック
ストック …ロッシュとの関係が
完全に切れるとはな…

それだけあいつの中で
ソニアが
大切だったってことか
リプティ そうですね…
ティオ うーん、ストック…
ボクに今回の展開は、根本的な
理由がよくわからないんだ

説明してくれないか?
ストック わからない内は
無理に知らなくていい
ティオ
…キミも言うようになった
じゃないか



+ ゆがんだ希望

ナレーション 育成方法を知った学者は
品種改良したコルナッツで
大地からマナを取り出すことに成功

ネックだった魔動兵のコスト問題は
一気に解消した

これによりアリステル軍は
グランオルグ相手に圧勝し
大陸の国々をその支配下においた

戦争は早期に終結し、
人々は平和な時代の到来を
心から喜んだ

しかしマナを失った大地は
砂漠化が早まり、大陸のほとんどは
あっという間に砂に飲まれた

残された部分が
砂に飲まれるのは
もはや時間の問題であろう…
反省会
リプティ 戻ってきましたか、
ストック…
わたしは残念でなりません
ティオ ボクたちの使命は
砂漠化を止めることだったはず

それなのに、砂漠化を進めてしまうなんて…
リプティ こういうこともあるのでしょう…

気を取りなおして、
がんばってください
今度は世界を救えるように…



+ とどかぬ声

ナレーション ストックがセディックと会ったのは
あの日が最後となった

ヒューゴの話を聞くと言っていた
セディックが
あの後どうなったのか…

今やそれを知る術はない

何にしろ、その日より1年も経たず
ノアとビオラは
歴史の表舞台から姿を消す

アリステルの新たな主役は
ヒューゴという名優だった

ノアの言葉はとどかず
ビオラの姿も見えず…

アリステルは暗き闇の中へと
歩みを進める…
反省会
リプティ 戻ってきましたね
ストック
ティオ アリステルが
あのようになるのは
ボクとしても残念だ
リプティ あの将軍に
世界の破滅を止めることは
期待できません

しかしあそこまで
権力が大きくなってしまっては…
ティオ 白示録を使うんだ

大丈夫
キミにならアリステルを
正しく導けるさ



+ 憎悪の連鎖

ナレーション あの日以来、リーズと門番が
会うことはなく
警備隊長は深淵の森で死んだ

彼の死体を見つけた捜索隊は
近くに住むプルート族のしわざと
決めつけ、戦争に発展した

人間と獣人のミゾは
けっして埋まることがないまま
時間だけが過ぎていく

そしていつの日にか
また人間と獣人の戦争が
くり返されるのだろう…
反省会
リプティ 戻りましたね、
ストック
ティオ まさか彼ら二人の関係が
人間と獣人の未来に
関係していたとはね…

運命とはわからないものだ
リプティ 関わらなければ気づかなかったこと
でもあなたは関わってしまった

彼らのことは
よろしくお願いします



+ かりそめの幸せ

ナレーション 彼女の先代がそうだったように
アトもまた
シャーマンとしての道をふみ外した

アトはシャーマンの力を
ストック個人に使うことを
決意したのだ

アトによって作られた
平和な日々…

だが世界の砂漠化は
確実に進んでいく…
反省会
ティオ …………
リプティ 戻ってきましたね
ストック
ティオ 今回ばかりは
ボクもヒヤッとしたよ

キミが残ることを決めたら…
ボクらはどうすることも
できないからね
ストック アトのことを悪く言うな
…あの子なりに
良かれと思ってやったことだ

だが、わからないこともある
…アトの言う
「怖い人」ってのは何なんだ?

黒示録の使い手のことか?
リプティ どうでしょうね…

でもいずれ
あなたにもそれを知る日が
くるかもしれません



+ 世界への裏切り

ナレーション ストックが要人を暗殺したことで
アリステルはすぐに敗北した

だが戦争は終わらなかった

大陸の全てを
その手にするまで
グランオルグの戦争は続く

そしてやっと戦争の終わりが見えた時…

大陸は砂に飲まれる直前まで
きていたのである…
反省会
リプティ 戻ってきましたね、
ストック…
ティオ まさかグランオルグに寝返って
世界を救う道を探すなんてね

成功はしなかったけど、
キミの努力は認めるよ
リプティ しかし他国を力で手に入れる
グランオルグの体質を変えねば
戦争を終えることもむずかしい…

今のままのグランオルグでは
世界を救う可能性はなさそうです
ティオ これも貴重な経験だ
この体験を元に
別の道を探して欲しい
リプティ がんばって下さいね



+ 静かな怒り

ナレーション シグナスのスパイは
ストックの行動により解決した

心配された新手のスパイが
送り込まれた様子もなく
シグナスの危機は去ったようだ

だがマルコとの間に生じたヒビは
次第に大きくなっていった

そしてマルコは
ストックへの黒い感情を
ついに爆発させた

仲間は死に絶え
自らも深手を負ったストックは
ただ逃げるしかなかった…

たった一つの決断が
たった一人の感情が
世界を崩壊へと歩ませていく…
反省会
リプティ 戻りましたか、ストック
危ないところでしたね
ティオ キミの決断は
シグナスのことを考えるならば
当然だったと思う

でも心では割り切れない人が
いたってことだね
リプティ あの時の決断が失敗だったのなら
その決断を正せば
歴史は変わるでしょう

ストック、
がんばってください



+ 人間対獣神

ナレーション 心を捨てたガフカ
だがそれは、彼の人としての
幸せを奪うだけではなかった

ガフカは敵の顔を見なかった
必要な情報は
敵であるか、ないか

グランオルグ、アリステルを
滅ぼしたガフカが
次に目指したのは南方

砂漠の地シグナスで
人間とガフカの
最後の戦いが始まろうとしていた…
反省会
リプティ 戻ってきましたね
ストック
ティオ ボクの知る限りでは
ガフカは歴史上二人目の
獣神のようだ

…先代も壮絶な最期を
迎えたみたいだ
ストック あの力の出所はともかく…
何だってあんな力が
必要だったんだ?
リプティ …………
ティオ きっと「人」を越えた力と
戦っていた時代が
この大陸にもあったってことだね
ストック 「人」を越えた力?
ティオ うん…ボクらのようにね



+ 滅びを見つめて

ナレーション こうして
ストックとレイニーは結ばれた

みんなに全てを打ち明け
スカラで暮らすことにした
ストックとレイニー

ロッシュたちは意外にも
二人を祝ってくれた

そしてストックたちが
戦いを捨ててから
1年の月日が流れた

レイニーもストックを手伝うが、
世界を砂漠化から救う方法は
まだ見つかっていない

戦争は終わる気配を見せず
世界の砂漠化だけが
確実に進行していた

いつおとずれるのかはわからないが
リプティとティオが語る
滅びの未来は必ず来る

最愛の人の手をにぎり、
ストックは世界の終わりを
すぐそばに感じていた…
反省会
リプティ やはり戻ってきいましたね
ストック
ティオ まさかキミが目の前の問題を
投げ出すとは思わなかったよ

でも、こうして帰ってきてくれて
本当によかった
リプティ さあ 世界を救う旅を続けましょう

がんばって
ストック






セキゲツ作

2011.09.25 初出

RHTOP / TOP