服を脱ぎ、寝台に横たわったロッシュの身体に、ストックはつと触れた。低い外気温に晒されて身構えていた肌が、体温の熱ににひくりと震える。掌を押しつけると、皮膚の下で逞しい筋肉が息づくのを感じた。呼吸の感覚に合わせて、それはゆっくりとうねっている。
 伸し掛かってロッシュの顔を見下ろすが、その形は肉の動き程に分かりやすいものではない。苦笑に似た、穏やかな受容の表情を浮かべて、自分を押し倒す親友を見上げていた。
「どうした?」
 触れた手を動かそうともせず、じっと見下ろすばかりのストックに、ロッシュが怪訝そうに訪ねる。自由な右手が持ち上がり、ストックの髪に触れた。さらりとした金色を軽く弄り、そのまま頬に指を這わせる。指先の。硬質化した皮膚の感触に、ストックは微かに微笑んだ。こうして触れ合うのは素直に嬉しい。親友という間柄でありながら、素肌に触れて体温を確かめられる立場に居られる。その事実は、ストックを幸福にしてくれる。
 しかしストックの中には、同時に、まだ満たされない部分も存在した。触れたいと思うのも、高まっていくのも、本当には自分だけなのだという不満。ロッシュの側は、ストックほどの強さで接触を望んでいるわけではない。むしろ彼の側では親友との性行為など必要としてらず、こうしているのはあくまでストックの我が儘を許してくれているだけなのだ。それは普段の些細な、それこそ一人で他人と会うのを面倒がるような我が儘に対する態度と、大きく変わってはいない。甘やかして貰うのは嬉しいことではあるが、自分一人が相手に欲情している滑稽な情景は、あまり気分の良いものではなかった。
「ストック、どうした? なんかあったのか」
 ロッシュの指が、頬を軽く叩く。凝視したまま動かないストックを、本格的に訝しんだ目で見ていた。その視線に気付いたストックは、微かに笑って、顔をロッシュに近付けた。
「……いや。なんでもない」
 そのまま口付ける。薄い皮膚を通じて伝わる体温が、ストックの心を柔らかく暖めてくれた。親友同士で行うにしては少しばかり深すぎる接触を、ロッシュは受け入れてくれている。受け入れてくれるだけ。そんな気持ちが、またストックの内に兆した。少しの間舌を絡めて、唇を離す。
 ストックと同じだけの切望をロッシュに抱けというのも、無理な話なのだと、頭では理解している。ストックが身に刻み込んだ辛い歴史を、ロッシュは知らない。記憶では無い何処かに残っているのかもしれないが、少なくとも意識できる範囲では、何処にも存在しない歴史なのである。だから、いつかストックが死ぬかもしれない、敵になるかもしれないという焦燥など、ロッシュが感じられる筈も無いだろう。
 けれど、ストックからしてみれば、やはりそれは不公平に感じてしまう。自分ばかりが求め、足掻くなど、親友として間違っているのではないか。あるいはどうしても同じ感情を抱けないのならば、もっと別の根でもいい。浮かんだ衝動そのままにストックは、ロッシュの薄青い瞳を覗き、触れる手に力を込めた。
「ロッシュ。少し、じっとしていろ」
 唇を首筋に寄せ、顎と頸部の付け根をちろりと舐める。乳首を片手で弄りながら、唇を首から胸に這わせてゆく。ん、と訝しげな声が返った。容認ではない、だがまだ拒絶が返ったわけではない、その隙を付いてストックは身体を動かす。ロッシュの足の間に突いていた膝、その位置に体幹を移動させて座り込んだ。さらに身体を下にずらし、ロッシュの下半身に顔を寄せる。
「おい、ストック!?」
 慌てたロッシュの声と、伸ばされる腕。それが届くよりも早く、ストックはロッシュ自身を咬えることに成功していた。まだ芯を持たないそれが、緊張と刺激で震えるのを、口の内側で感じる。
「ちょ、こらストック! 離せ馬鹿!」
 無視して、口の中のそれを刺激した。男のものを咬えるのは初めてだが、それ自体の扱い方は分かっている。手で行うのと口で行うのとでは随分勝手が違うが、効果のある場所なら幾つも知っていた。舌を動かし、裏筋を舐める。押さえつけた下で、ロッシュの身体が強張った。
「ストック……ちょっと、落ち着け」
 落ち着いている、と塞がれたままの口で答えるが、当然のように不明瞭な音にしかならない。振動でまた少し震えた口の中のそれを、離さぬようにして舌を動かした。ロッシュは堪えようとしているのだろう、呼吸が不自然に長い。だが、男の生理は素直なものだ。ストックの与える刺激には抵抗できず、それは直ぐに熱を帯び堅くなってしまう。質量を増し、口の中を圧迫してくるそれに、ストックは僅かに顔を顰めた。
「あのな、苦しいなら止めろって」
 そう言って宥めるが、苦しいのはロッシュも同様なのだろう。長く深い呼吸を繰り返しながら、ストックの髪を引っ張ってくる。戯れの抵抗ではない、本気に近い強さに、ストックはまた顔を顰めた。だが急所を口に含んでいなかったら、同じ強さで殴られていただろう。それに比べれば、随分抗しやすい行為ではある。
 とはいえ、痛いことは痛いし、髪が抜けては困る。ストックは、ロッシュの手を叩き、一瞬離れた隙を突いてそれを掴んだ。指を絡めてしまえば、腕力の差があったとしても、一方的に振り解くことは難しい。そうして強引に抵抗を止ませると、勃起し始めたそれを本格的に刺激した。舌を広げて押し包み、かと思えば尖らせた舌先で這うように舐る。先端との境目を擽ってやると、分かりやすく大きな反応を示してくれた。やはり指でするのと大差は無いと、自信のようなものを得る。圧迫された口の中から、唾液が分泌されているのも、反応を導く要因だろう。ぬるりとした感触を絡めて、指よりも柔らかく温かいもので包まれるのは、男にとって分かりやすい快感だ。溢れる唾液を舌に絡め、口の中をかき回すようにして動かすと、濡れた音が響いた。思った以上に卑猥な響きに、仕掛けたストックまでもが、びくりと身体を縮める。
 ロッシュの息が荒い。ストックが絡めた指を抜くと、そのままロッシュの手がストックの髪に絡められ、ぐしゃりとかき回してきた。再度引っ張られると思ったが、その痛みはいつまで経っても訪れない。代わりのように、頭蓋に押し当てられた掌から、高い体温が伝わってくる。口の中に異味を感じているのは、ストックの気のせいというわけでも無さそうだった。ロッシュがストックの名を呼ぶ、その声も上擦っている。
「……顎、疲れるだろ」
 言われてこめかみを撫でられ、確かに基処が随分とだるくなっているのを自覚した。長い時間が経過したわけではないが、大きく口を開いた状態を維持する等、日常的に行うことではない。気付くことで身体の負担を思い出し、仕方なしに一度それを口から抜く。
 途端に拳が飛んでくるのを覚悟したが、ロッシュの右手は開いたままだった。頭を押し返し、拒むような動きを見せてはいるが、それも本気の強さではない。視線を上向けると、紅潮した横顔が目に入る。逸らした目が、ちらりとストックに向き、また逸らされた。
「勃っているな」
 言わずとも分かりきっていることを口にし、面前にそそり立つそれに、ストックは顔を寄せた。口に含むことはせず、舌を伸ばして舐めるようにする。
「誰のせいだと、思ってるんだよ」
「俺のせいだな。光栄だ」
 ふ、と息を吹きかけると、赤黒いそれがびくりと震えた。その反応に気を良くして、表面を唇でなぞる。竿に指で触れ、垂れてきた唾液を塗り広げるようにしごいた。口付ける時のように軽く吸うと、頭上の呼吸が荒く乱れる。
「お前、何処でそんな……覚えたんだよ」
「何処でも何も」
「店の女にでも、させてたのか?」
「まさか。するのもされるのも、これが初めてだ」
 先端の穴を舌先でくじる。そこを濡らす液体は、やはりストックの唾液だけではないようだった。舌に感じる苦みを受け流し、滴る液を指で受ける。既にそれの全体は、ぬるりとした体液にまみれていた。
「……ほんとに、器用な奴……だよ、お前は」
「褒め言葉として受け取っておく」
 十分に充血したそれは、もう少し追い詰めれば上り詰めることが出来るだろうと思われた。だがストックは、力を強めることはせず、ゆるゆるとした刺激を続けている。ロッシュもそれに気付いたようで、咎めるように髪を引いてきた。
「おい、ストック……」
 ストックはさらに体液を指に絡め、濡れた指をロッシュの秘部へと触れさせる。僅かに抵抗の気配があった。だがストックの動きを阻む程ではない。混じり合った体液の滑りを借りて、指が体内へと潜り込む。ロッシュに言われた通り器用なそれは、慣れた様子でロッシュの中を広げていった。内側からの刺激に、ロッシュの眉が顰められる。
「ストック、お前遊んでないか?」
「失礼なことを言うな。こっちも必死だ」
 その言葉はけして嘘ではない。痛みに強いロッシュは、快感を堪えるのも人より得意だ。その牙城を崩そうと思えば、とても遊ぶような心持ちでは居られなくなる。
 とはいえ、楽しむ気持ちが皆無であるといえばそれもまた嘘だった。普段よりも強い快感に震えるロッシュの姿は、充足に似た感情をストックの中に呼び起こす。ロッシュは快感に弱い性質では無い。だが人間である以上、快楽に対する本能的な欲望は、確実に存在する筈だ。ストックは微かに口角を持ち上げ、もう一度ロッシュのそれを口に含んだ。まだするのかよ、と呆れたような声が頭上で聞こえる。口全体で吸うようにすると、低い吐息がそれに取って変わった。内側を突き、同時に口で吸う。空いた左手で、含みきれない根本に触れて刺激した。口腔を圧迫され、止めようも無く溢れる唾液が、絶えず卑猥な音を立てる。その音に、舌を侵す味に、ストック自身も興奮していた。上がる体温にそれを察したのか、ロッシュの掌が強く頭に押し当てられる。
「ストック」
 切迫した声音で、名を呼ばれた。限界が近いのだろう、口の中の質量がさらに増し、血管が強く脈打っているのが、粘膜を通して感じられる。このまま根本を戒めて射精をせき止めてしまおうかと、ふと思った。乱れ、溺れるロッシュの姿が見たかった。ストックがその体温に溺れているのと同じくらい、深くで溺れさせたい。その足を絡めるのが、恐怖でも快感でも、どちらでも構わない。
 一瞬の思考は、髪を引かれる痛みでかき消えた。限界を超えた快感は、苦痛にとても近い。荒く速いロッシュの呼吸は、快楽に犯されているようにも、痛みを堪えているようにも思えた。以前にも似たような、強引に射精を堪えさせることを強いて、ロッシュに酷く嫌がられたのを思い出す。禁欲的というわけではないが、通常と異なる類の行為を、ロッシュはあまり好まないようだった。それは弱点の裏返しにも感じられるのだが、今はこれ以上強引に押し進めても、ロッシュがそれを嫌悪するだけなのは間違いないだろう。
 ならばこれ以上の無理はすまいと、ストックは手と舌の動きを強める。指の数を増やし、広げるようにして内側を抉った。それに呼応して舌を動かし、むき出しの粘膜を覆っていく。口の中に広がる味の濃さが、言葉よりも態度よりも雄弁に、ロッシュの状態を示していた。ロッシュがストックの肩を掴み、力をかけてくる。
「ちょ、待てストック。一度止まれ、そんで顔離せ」
 ストックは一瞬躊躇い、しかしロッシュの言葉には従わず、より深くロッシュ自身を咬え込む。喉の奥を肉で突かれ、弱い吐き気を覚えるが、何とか堪えて踏み留まった。埋め込んだ指を蠢かせ、経験で知った箇所を押しながら、咬えたそれを強く吸う。聞き苦しい濁音が響いた。ロッシュが微かに声を漏らす。低く響くそれに併せて口を引き、内側を強く突くと、押し上げられるようにして口の中のそれが苦い汁を吐き出した。――常のものよりも長いその射精を、ストックは舌で受け止める。
「馬鹿、野郎」
 最後の一滴まで出し尽くしたそれを口から離すと、手近な布を引き寄せ、口の中に残った白濁を吐き出した。全て出しても残る強烈な青臭さに、さすがに顔を歪める。
「だから離せって、言っただろうが」
「……中途半端に離れて、顔に出されるのも困ると思ってな」
「それなら、もう少し速く止めりゃ良かっただろうが」
「そう言うな。お前だって楽しんでいただろう」
 ロッシュの拳が、今度こそストックの頭部にヒットした。本気よりも少し弱めの力は、一体どんな感情に因ってのことか。殴られた箇所を擦るストックの下半身に、溜息を吐くロッシュの右手が触れる。
「やる気じゃないか」
「あんだけされたらな。一応返しておかないと、気が済まん」
 そう言いながら姿勢を低くし、顔を近づけようとするロッシュの動きを、ストックは両手で止めた。怪訝そうに、ロッシュが視線を上向ける。
「なんだよ」
「そっちは良い」
「不公平だろ、それじゃ」
「当の俺が良いと言っている。それともロッシュ、やりたいのか?」
「いや……」
 あからさまに不愉快げな顔に苦笑しつつ、ストックはロッシュの身体を押し倒した。堅くなった己を押し付け、胸を合わせる。射精後の、少しだけ速い心音が、ストックの身体に直接伝わってきた。
「不公平というなら、いつも俺がお前に挿れている、それこそが不公平だろう。少し、それを返しただけだ」
「そうか? 別に不公平だとも思わんがなあ、俺だってちゃんとイッてるわけだし」
「射精している、というだけだろう。俺はもっと気持ちが良い」
「……まあ、そりゃ良かったが」
「とにかく、するぞ。こっちはまだ堪えているんだ」
 宣言して、強引に口付けた。呆れた顔を隠そうともしていないロッシュが、眉を顰める。ストックの額に手が当てられ、強引に頭が引き剥がされた。
「構わんが、先に口を濯いでこいよ。口の中、凄い味だぞ」
「……自分が出したくせに」
 再度、ロッシュの拳がストックの頭部にヒットする。先程よりも本気に近い力に、ストックはそれ以上の反論はせず、大人しく水場へと足を向けた。


――――――


 行為が終わり、改めて身を清めたストックは、寝台に横たわるロッシュに身体を寄せた。夜着に包まれた肉の放つ体温が、下がった気温の中では心地よい。それを逃がさぬように抱きついて、二つの身体を纏めて毛布でくるむ。ロッシュは眠そうに、ん、と曖昧な反応を返した。
「寒いか?」
「少し。直ぐに暖まるだろう」
 布越しの接触を、ロッシュが嫌がることは無い。ストックは遠慮なく、心音が聞こえる近さに、自らの身を固定した。目を閉じ、親友の温度と音を確認すると、胸の奥がじわりと熱くなってくる。彼が生きているという事実。そしてそれをこうして確かめられる立場に居ること。そのどちらもが、ストックにとっては絶対に必要なものだ。
 ストックの行動をどう受け取ったものか、ロッシュはストックの頭に触れ、くしゃりと髪を乱した。
「あれ、もうするなよ」
 ふとロッシュが言い、ストックが首を傾げる。
「あれ、とは?」
「さっきの。口で」
 ああ、とストックは得心して頷いた。
「嫌だったか」
「そりゃな。いきなりあんなこと、しかも強引にされて、嬉しいわけあるか」
「だが、悦んでいるようだったが」
 予測していた拳は、片手で受け止める。ロッシュも、しつこく攻撃しようとはせず、ただ小さく溜息を吐いた。
「されたら勃つのは当たり前だろ。だが、あまり良い気分じゃねえよ」
「そうか。それは悪かった」
 殴る代わりに、またストックの頭に掌を這わせてくる。先程のように高揚で上昇した体温では無かったが、それでも暖かく、そして硬い感触だった。
「一方的にされるのはな。落ち着かん」
 ストックに言い聞かせるような、独白のような、曖昧な語調。掌が頭を、撫でるように動く。
「それは俺も同じことだ。いつも、お前に無理を強いている」
 実際、男でありながら身を貫かれるのと口淫を比べれば、圧倒的に前者の側が負担が大きいはずだ。当たり前のように抱き合ってはいるが、ストックの側では常にその不公平を気にしているし、実際に口に出して訴えたことも何度かある。大抵は、曖昧に濁され、話を逸らされて終るのだが。
「それはまあ、気にすんなよ」
 今日もやはり、ロッシュは苦笑して、宥めるような言葉を並べるだけだ。それは親友の、一番酷い我が儘を受け止める彼の、据えられた覚悟の発露なのだろうが。
 だから、無理を強いている側のストックが、それ以上何かを求めることはできない。ただ、虚ろな言葉で、自らの心情を綴るだけだ。ストックが、ロッシュの首筋に顔を埋めた。微かな汗の匂いが鼻を擽る。抱き締める腕に、力が篭もった。ロッシュは何も言わず、ただストックの頭を撫でている。
「俺達は、対等であるべきだ」
 ストックの言葉に、ロッシュは黙って頷いた。対等であるべきだ、親友なのだから。背を預け、共に戦うことを選んだ仲なのだから、彼らの関係はどこまでも対等であるべきなのだ。
 病的なまでに強いその想いは、ストックの、そして恐らくはロッシュの中心だ。対等に、けしてどちらかに偏って与えることなく、互いに支え合い続けなくてはならない。そうでなくては、きっと大切な何かを無くしてしまう。
「ロッシュ」
「ああ」
「ロッシュ」
「……ああ」
 何度も名を呼ぶ。ロッシュが、強くストックの頭を抱いた。体温、体臭、呼吸音。そんなものが、ストックの内を満たしていく。唇を寄せる。薄く柔らかい皮膚同士が触れ合い、温度を交わし合った。大切な。あるいは、そんなものはもうとっくに失われているのかもしれないが。
 ロッシュが、ふいに大きく欠伸をした。
「……眠い」
 釣られてストックも欠伸をする。暢気な響きに、閉じたその口が苦笑の形に歪んだ。ロッシュは、言葉通り眠たげに目を閉じ、仰向けに転がり直す。ストックも、押し付けていた身体を離し、その真横に身を横たえた。
「そのようだな」
「寝るぞ」
「ああ」
 抱き付く代わりに、右腕に触れた。指から伝わる体温に安心して、ストックも目を閉じる。ロッシュの側は、さしたる間もおかぬうちに、もう眠り込んでしまったようだ。穏やかな寝息が響く闇が、ストックを暖かく包んでいる。
 それでも今が、幸せだ。こうして存在を感じ、共に安らぐことができる。
 そんなことを考えながらストックもまた、眠りの中へと落ちていった。






セキゲツ作
2014.12.28 初出

RHTOP / RH-URATOP / TOP